午前中浦和に所用があり,終了後目的もないまま自転車で国道17号を走った。荒川で少し休憩する。
今度は風まかせに荒川沿いを走ったが,冬用の重いブーツだったので,小気味よくペダルを回すというわけにもいかず,ノロノロとあてもなく進む。
川口市内で道に迷い,さんざん行ったり戻ったりうろついた挙句,気の向くままに東京外環自動車道,国道298号沿いの道を走った。車では何度も走ったことがあるが,自転車で走ると改めて,埼玉東南部では珍しい激しいアップダウンに気付かされる。ちょうど外環のあたりが縄文海進の頃の海岸段丘に位置しており,北側は大宮浦和台地と呼ばれ高台になっているが,南側は奥東京湾と呼ばれた海の底であった。国道沿いのつまらない風景が続く脇道ではあるが,その成り立ちを考えると面白い。