「憲法身近に 市民の映画」

本日の東京新聞夕刊より。
ちょうど日本国憲法の成立に至る歴史的な流れをどうやって問題にしようかと頭の中でぐるぐると回していたところだったので,どんぴしゃりのタイミングの記事であった。授業でも板書こそしなかったが,教科書のページを遡ってもらって,記事にもある千葉卓三郎の五日市憲法や植木枝盛の東洋大日本国国憲按などの私擬憲法について説明している。この点は私の授業の肝でもある。そして,松本烝治国務大臣が中心となってまとめた憲法改正要項とも,連合軍GHQの押し付けとも違う,明治時代から連綿と続いた自由民権運動の流れの中から日本国憲法が生まれたという点は生徒の皆さんに感得してもらいたい点である。

記事によると映画はちょうど40分弱と,授業時間サイズになっているようだ。無償で借りることができるのなら,2学期の授業で扱ってみたい。


 

☆時間がある時に,以下のページの動画をご覧ください。
日本史に強い関心があれば,現在の上皇が五日市憲法を評価しているという点に,社会思想的な興味というか,歴史の面白みを感じてくれると思います。
是非,皆さんの感想を頂ければ幸いです。


http://www.news24.jp/articles/2017/01/14/07351527.html