『バイシクル・ガール』

チャリジェンヌ『バイシクル・ガール:自転車でもっとキレイ! もっとハッピー!』(2010 PHP研究所)を読む。
自転車の選び方に始まり、自転車の種類や乗り方に始まり、ダイエット、ファッション、簡単な整備方法、交通ルール、輪行旅まで、自転車の魅力がコンパクトに紹介されている。
女性向けの入門書であるが、なかなかポイントが上手くまとまっている。

スポーツ自転車では「サドルは座るものではない」と思ってみてください。正しく走っている場合、体重のほとんどは常に脚にかかります。ペダルを漕いでいるときは両脚に、漕ぐのをやめて惰性で走るときは、下ろしている方の脚に体重の大半を乗せ、お尻は常にサドルに軽く乗っている程度に保ちます。
舗装の繋ぎ目などでは、さらにお尻を浮かせ、ショックを受けないようにします。しばらく乗っていると脚力も付いてきて、痛まなくなることが多いようです。
それでもお尻、とくに前の方が痛む場合は、姿勢のチェックを。腹筋がゆるんで背中が反ると、骨盤が前傾して前に荷重がかかってしまいます。お腹をパンチされたように、あるいはボールを抱えるように腹筋を引き締めることを心がけてみて。

さらに、対談の中で、チャリジェンヌメンバーの一人である絹代さんの「(自転車に乗ると、)旅が『伸縮自在』になる感じが本当にいいなぁって」という言葉が印象に残った。確かにゆっくりと街めぐりしたり、裏道を抜けたりと「伸縮自在」である。なかなか乙な表現である。

tyari
チャリジェンヌ活動日記 | 女性のための自転車コンシェルジュ

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