『鉄腕アトム 別巻①』

image

手塚治虫『鉄腕アトム 別巻①』(講談社 1982)を読む。
クローゼットの奥から30数年ぶりに陽の目を見たので手に取ってみた。
確か小学校の頃に正義のヒーローである鉄腕アトムの漫画だと思って買ったのだろうと思う。サンデーや週刊朝日、文芸春秋デラックスといった雑誌に掲載されたもので、あちこちに子どもを作ってしまうものぐさなアトム2世の話や、ロボットの家畜と化した人間の悲しい恋愛物語など、ちょっと大人向けの漫画となっている。
小学校の時分に読んだ際に、イメージと異なるアトムの姿にガッカリとした記憶がある。しかし、今読むに、無鉄砲な原子力発電や無節操なロボット開発を皮肉ったような内容もあって面白かった。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください