『自転車力検定』

金子直樹『自転車力検定』(ロコモーションパブリッシング 2008)を読む。
「自転車を楽しむにあたっての基本となるべき知識や実践的なつきあい方などを中心に設問を設定」した問題集となっている。「最低限の機械的知識とメンテナンスは自分でできるようになってほしい」との自転車専門店主の声を受けたもので、クイックレバーの固定方法や急ブレーキのかけ方、クランクのメンテナンス法等、自転車整備に関する問題も多数収録されている。また、マニアックな問題もあり、パナソニックの創業者である松下幸之助が自転車に丁稚奉公していたという問題もあった。パナソニックは自転車も生産しているが、それは1951年に松下幸之助自身が復帰を宣言してからという。他にもアラヤとラレーの提携やカンパニョーロの歴史などマニア心をくすぐる問題集である。

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