『スーパー戦隊大図鑑』

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ここ2・3ヶ月、真ん中と下の子が家で、『スーパー戦隊大図鑑』(ポプラ社 2013)にハマっている。
「ゴレンジャー」から先日放映が終了した「キョウリュウジャー」までの37の戦隊が全て網羅されている図鑑である。合計で200人以上のスーパー戦隊と、それぞれの戦隊が使う変身グッズや武器、乗り物、大型ロボが見開き2ページから6ページで紹介されている。
真ん中の来月5歳になる長男は、表紙のバラバラに並べられた戦隊の写真を見ただけで、全て名前をそらで言えるようになった。親バカであるが我が子ながら天才ではないかと思う程熱中して覚えている。トミカの時もそうであったが、男の子の好きなものに対する集中力にはビックリするほど感心してしまう。この能力を他に生かせれば大成するはずなのだが、スーパー戦隊以外のものに対する興味は皆無である。
真ん中の子は「ゴレンジャー」が大好きで、特に「あかレッド」が好みだという。下の子は「カーレンジャー」がお気に入りなのだが、一体「カーレンジャー」の何が彼の琴線に引っかかったのだろうか。

先日、歯医者の診察台で時間を持て余していたら、サッカーダイジェストという雑誌を手渡された。ページを開くと各チームのメンバーの紹介や戦力、戦術が載っていたのだが、『スーパー戦隊大図鑑』とそっくりであった。幼児向けの戦隊図鑑の方がスポーツ雑誌の体裁を真似したのか、スポーツ雑誌の方が戦隊図鑑を真似したのか分からないが、男の子の独特な興味関心の矛先のありように面白さを感じる。

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