『国道20号線』

小林紀晴『国道20号線』(河出書房新社 2001)を読む。
先日、センターの問題集で同じ著者の『写真学生』を少し読んだので手に取ってみた。
長野出身の著者の思いが込められており、東京と長野を結ぶ国道20号線を舞台にした6編のショートストーリーが展開される。どの作品も、主人公は故郷長野と無理に断絶を作ろうとする。その無理な生き方が、現在の時間に流されていく主人公の姿を浮かび上がらせる。

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