日別アーカイブ: 2020年10月19日

「ナイル流域 エジプト明暗」

本日の東京新聞夕刊より
ちょうど1組、2組は本日の授業でエジプトの砂漠気候を取り上げたところである。記事によるとエジプトは今年になって人口が1億人を突破し、パンの次に食べられている米の生産に必要な農業用水の確保 が難しくなっているとのこと。アフリカ東部やマダガスカルなどの多雨地帯で稲作が盛んなことは知っていたが、エジプトで人口増に合わせて米の作付け面積が増えているとは知らなかった。ネットで調べたところ東南アジアで食されているインディカ米ではなく、ジャポニカ米が普及しているそうだ。但し、米の生産の9割近くはインディカ米で、ジャポニカ米は極めて生産量が少ない。そんな中でエジプト人は年間約40kgほどの米を食べるという。

ちょっとイメージが湧きにくいが統計データを見たところ以下のようになっている。世界生産量の一端は担っているといっても過言ではない。

『小樽殺人事件』

内田康夫『小樽殺人事件』(徳間文庫 2006)を読む。
1986年に刊行された本で、ギリギリ国鉄が登場するシーンがある。北海道・小樽を舞台にした殺人事件だが、能登から小樽へ渡った大正・昭和初期の頃の話も踏まえられており、テンポも良く読みやすかった。内田作品は1970、80年代の作品がピークだったのだろうか。