本日の東京新聞朝刊に2019年生まれの赤ちゃんの数が統計開始以来最少の87万人5200人であったとの記事が掲載されていた。今年17歳を迎える高校2年生の世代が112万1000人なので、17年で77%の減少である。あまりの落差に驚きませんか。どうすれば人口減少を食い止めることができるのか、また無理に結婚や出産を強制するような風潮の是非などについて考えていきたいと思います。
明治時代以降、日本では出生率が高く死亡率が低い状態が続き、人口は急増した。しかし、第二次世界大戦後のベビーブームのあとは出生率が急激に低下し、さらに1970年代後半以降は合計特殊出生率が2.1を下まわる状態が続いている。平均寿命の伸びとあいまって、少子高齢化が進行し、1997年には老年人口が年少人口を上まわった。2005年からは人口が減少に転じ、今後、日本の人口は継続して減少することが予想される。(『新詳地理B』より)