月別アーカイブ: 2012年12月

『熊の敷石』

第124回芥川賞受賞作、堀江敏幸『熊の敷石』(講談社 2001)を読む。
表題作の他、『砂売りが通る』『城址にて』の2編の短編が収められている。しかし芥川賞受賞作の『熊の敷石』があまりに格調高い代物で、ほとんど作品世界に入り込めなかった。残りの2作についてはぱらぱら読んだだけである。

『四川のうた』

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地上波で放映された、ジャ・ジャンクー監督『四川のうた(原題:『二十四城記』)』(2008 中)を観た。
四川省の成都のあった航空機エンジンを製造する通称「420工場」で働いていた労働者のインタビュー映像が連ねられている。1958年に設立された当初は、遠方から労働者が集められ厚遇で迎えられたが、20年30年と経つうちに、その地盤は低下し、

『オスプレイ配備の危険性』

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昨日、伊江島の反戦平和資料館「ヌチドゥタカラの家」で購入した、真喜志好一、リムピース+非核市民宣言運動・ヨコスカ『オスプレイ配備の危険性』(七つ森書館 2012)を帰りの飛行機で読む。
英語の資料の翻訳などが多少読みにくかったが、オスプレイの歴史や危険性についての概要を押さえることができた。とりわけ、沖縄の基地移転が、米軍海兵隊のオスプレイを配備の戦略にもとに進められているという真喜志氏の指摘は驚きであった。

伊江島を訪れる

本日は沖縄本島からフェリーで30分の伊江島を訪れた。行きは海が少々荒れていて、軽い船酔いをしてしまった。

船から見た伊江島
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伊江島のシンボルである城山の頂上からの眺め
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城山でしばらく眺めを楽しんでいたところ、演習場のある西の外れからオスプレイが飛び立っていった。
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沖縄

出張で沖縄県糸満市にある轟の壕(ガマ)と、ひめゆり平和祈念資料館、摩文仁平和祈念公園にある平和の礎(いしじ)と沖縄県平和祈念資料館を訪れた。
当時の沖縄戦の悲惨さがよく伝わってくるガイドの説明や展示であった。ただどの資料館も本土復帰後の米軍に苦しむ沖縄の姿は展示されていなかった。戦時中、戦後、そして現在と一貫して苦しみを与えている日本政府のありように対する批判が必要なのではないか。

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