月別アーカイブ: 2012年5月

『Kindleショック』

境真良『Kindleショック:インタークラウド時代の夜明け』(ソフトバンク新書 2010)を読む。
これまでのインターネットというユニバーサルサービスは、爆発的な情報の流通を可能としてきたが、ブラウザ上の情報は無料という「常識」までも流通してしまい、著作権ビジネスモデルの構築が難しくなっている。
そこで、著者は、「iTunes-ipod」や「imode」といった、クラウド上の情報とそれを独占的に活用できるデバイスによる閉鎖的なサービスに活路を見出している。その点で、Amazonの「Kindle」は出版社との契約も含め、将来性があると述べる。

『Girl25』

ひうらさとる『Girl25』(講談社MOOK 2009)をパラパラと読む。
およそ40近いおじさんが手にするタイプの本ではなかった。
4年制大学を卒業して3年目、25歳は女性にとって「仕事・恋愛・カラダ」の「分岐点」であると、25人の20代半ばの女性の等身大の姿を、漫画とエッセーの二本立てで描く。
仕事だけというのは「ダサイ」、仕事も恋愛も美も、そして結婚も全てを手にしようとする若い女性の人生観が伝わってきた。

GW後半

このGW後半は体調が優れず、あまり出かけることがなかった。特に3日の昼から4日の夜までほとんど寝込んでいた。
家に居ても体を動かせないので、過去プロバイダーやサーバーを変更する度に徐々に更新してきた古い雑記帳の内容を新らしいサーバーに一挙に移し替えてみた。
稚拙かつ、牽強付会で頭の悪さを露呈するだけの文章をウェブ上に載せる意味はないのだが、私自身が大変記憶が悪く、読んだ本のタイトルすら忘れ、同じ本を何度も買ってしまう事態を避けるためである。

懐かしい映画の画像や本の感想を読みながら、大学1・2年生から全く成長していない自分の過去十数年を恥ずかしい気持ちで振り返った。

人生80年とするならば、すでに半分過ぎてしまった。残りの半分で何ができるのか、そして、何ができないのか、いや、何もできないのではないか。

そして、ここ最近の心身の疲れを癒すことなく、GWはむなしく過ぎていった。

『ザ・バンク 堕ちた巨像』

ハードディスクに録画してあった、クライヴ・オーウェン主演『ザ・バンク 堕ちた巨像』(2009 米)を観る。
ヨーロッパ第一の銀行が武器取引に積極的に関与している証拠を突き止めたインターポールの警部が、世界の紛争の裏舞台を牛耳る巨大な闇組織のと終わりのない戦いに巻き込まれていく。分かりやすい展開で、テンポもよく、すんなりと楽しむことができた。