小西七重・池田秀之編集・執筆『図解 ミスが少ない人は必ずやっている[書類・手帳・ノート]の整理術』(サンクチュアリ出版 2010)を読む。
顧客や同僚に迷惑をかけないための、机上の整理や手帳でのスケジュール管理、ノートを活用したメモの取り方などの分かりやすい解説書となっている。自作の システム手帳やファイリング技術など、著者の流儀を押しつけるのではなく、付箋の活用や分かりやすい文章の書き方など、誰しもが受け入れやすい形のビジネ スヒントとなっている。
月別アーカイブ: 2011年2月
『青年のための読書クラブ』
桜庭一樹『青年のための読書クラブ』(新潮社 2007)を読む。
山の手の私立女子高校で発生する奇妙な事件の小説である。。マンガ的な浮き世離れした学園を舞台にしており、ファンタジー小説読んでいるような心地になった。
彼女の読書と執筆三昧の生活が、何年か前にどこかのドキュメンタリー番組で報道されていた。大変聡明そうな雰囲気を持った女性で、この作品にもそうした彼女の人柄が顕れていると感じた。
『絶対失敗しない土地と一戸建ての買い方』
小野寺範男監修『絶対失敗しない土地と一戸建ての買い方』(成美堂出版 2006)を読む。
少々古い本であったが、新築や中古、土地選びなど参考になるところがあった。
しかし、新築の良い点・悪い点、中古の有利・不利、また都市圏のメリット、郊外のメリットなど、あらゆる選択肢についてのメリットやデメリットが並ぶた め、不動産購入を考えている読者が余計に迷ってしまうことになる。この手の本の特色なのだろうが、購入を焦るあまり突っ走っている読者にとっては、客観的 に判断するための冷や水となろう。
『「できる人」のシンプル手帳』
箱田忠昭『「できる人」のシンプル手帳』(文庫ぎんが堂 2009)を読む。
外資系企業の社長でありながら、年間300近い研修や講演こなしつつ、1年間で10冊以上の本を出版し、家族を大切にし、そしてサーフィンやバンド活動、 年4回の海外旅行まで行っている著者の目標設定、時間管理術である。仕事そのものの時間を切るのではなく、細切れ時間の活用や、効率的な仕事の段取りなど を指南する。いかにもこの手の本にありがちな内容で、かなり高額な著者自作の手帳を購入しノウハウをマスターすれば、幸福な人生とビジネスでの成功が待っていると締めくくられる。
眉唾ものだと分かっているのだが、ついつい読んでしまう自分がいる。
『適当手帳』
高田純次監修『適当手帳』(ソフトバンククリエイティブ 2006)を半分ほど読む。
「手帳」という検索ワードに引っかかって、よく分からずにネットで購入したものである。ラジオ番組かテレビ番組だかの企画で生まれたものだろうか。タイトル通りの冗談半分、いや冗談が5分の4くらいの手帳である。