本日さいたま新都心コクーンへ、チョン・ユンチョル監督『マラソン』(2005 韓国)を観に行った。
自閉症の二十歳の青年がマラソンに参加することで、青年のためにばらばらになっていた家族が再び絆を取り戻すという話である。
青年本人が自分自身の気持ちを表現することができないために、本人をとりまく各人それぞれがそれぞれの主観で青年を捉えてしまう。そのため、「この子はこうだ」「いや、この子はあれだ」と本人のいないところで、それぞれの思いがぶつかってしまう結果になる。青春映画であったが、愛情があればあるほど話がこじれてしまう「障害者」を巡る家族の「悲劇」がうまく描かれていたと思う。
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『宇宙戦争』
昨日、トム・クルーズ主演、スティーブン・スピルバーグ監督『宇宙戦争』(2005 米)を観に行った。
全世界同時公開の初日ということで混雑を予想したが、平日の遅い時間ということもあってか、館内は半分も入っていなかった。
スピルバーグ監督で莫大な製作費をつぎ込んだSF作品ということで、期待に期待して出かけたが、中途半端な展開にがっかりだった。確かに前半はアニメか実写か分からない凄まじい映像と群衆の逃げ惑う姿のリアリティにはらはらした。しかし、後半はだらだらとした手抜きな映像が続くだけで、話の展開も強引で、頭の中で 「?!」マークが飛び交っていた。構えていった分だけ、残念な肩透かしとなってしまった。
『バタフライ・エフェクト』
今夜は、わざわざディズニーランド近くのイクスピアリへ、エリック・ブレス監督『バタフライ・エフェクト』(2003 米)という映画を観に行った。
自分の記憶を操ることで現在の自分の置かれている境遇を変えていくという斬新なアイデアで、ラストまで楽しむことが出来た。途中、本筋とは全く関係ない人種差別発言があるのが残念である。この差別発言が配給にも影響したのであろうか。全米公開からかなりの時間が経っての日本公開である。
『ひとまず走れ』
『オペラ座の怪人』
アンドリュー・ロイド=ウェバー制作・脚本・作曲『オペラ座の怪人』(2004 米)を観に行った。
面白いという評判だったのだが、なかなか観に行く機会がなく、上映終了日ぎりぎりに観ることが出来た。オペラ座を舞台にした映画であるが、映画そのものがオペラ仕立てにされており、あの有名なオペラ座の怪人のテーマ曲が巧みに使用されて見ごたえのある作品になっている。





