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『テラビシアにかける橋』

ジョシュ・ハッチャーソン主演『テラビシアにかける橋』(2007 米)を観に行った。
夜10時の回のスクリーンに足を踏み入れると観客は私一人であった。しばらくしてもう二人観客が来たが、大画面を独り占めしている気分だった。
久しぶりにいい映画を観たと思った。

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□ 映画『テラビシアにかける橋』公式ホームページ □

『アース』

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アラステア・フォザーギル、マーク・リンフィールド監督『アース』(2008 英)を観に行った。
北極から南極まで、ホッキョクグマ、アフリカ象、ザトウクジラなど餌を求めて過酷な移動を続ける動物をカメラが追っていくノンフィクション映画である。撮影に5年以上を費やした労作で、アネハヅルのヒマラヤ越えや、ホッキョクグマとセイウチの対決や、チーターと鹿の格闘など自然界のダイナミズムが大画面で繰り広げられる。
太陽の光と水がバランスよくあり「奇跡の星」と称される地球の素晴らしさを再発見した。そして最後に、地球温暖化の進行により生態系バランスが崩れ、このような美しい地球が二度と再生不能な姿になってしまう。しかし、まだ人間の知恵と行動によってこの地球は守られるのだとのナレーションで映画は終わる。単なる自然賛美で終わらず、問題を人間に投げ返している社会派作品である。

『ゴッドファーザー』

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仕事を終えてから、今年初めて春日部のララガーデンの映画館へ出掛けた。
フランシス・フォード・コッポラ監督『ゴッドファーザー』(1972 米)をシネコン内の名画座スクリーンで観た。
家族と身内の義理人情を守るために、政治家や裁判官を籠絡し、非常な殺人をも手がけるイタリア出身の裏世界のファミリーを描く。殺人を決意したファミリーの息子の決意に燃えた目や、これから殺す相手に対して掛けるセリフなど、迫真の演技でぞくぞくするような興奮を覚えた。

『アイ・アム・レジェンド』

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今夜も子どもをお風呂に入れてから、ララガーデンへ映画に出掛けた。
ウィル・スミス主演『アイ・アム・レジェンド』(2007 米)を観た。
人類が滅亡したニューヨークでただ一人生き残った男をウィル・スミスが演じる。SF的な近未来の話なのかと思っていたら、ハリウッドお得意のゾンビ映画であった。ガンの特効薬が突然変異し、狂犬病に似たウイルスが世界中にばらまかれ、人類の大半が死滅し、残った人間がゾンビとなり、人間を襲うという設定だ。『バイオハザード』や『バタリアン』とほとんど同じ設定である。「21世紀版ゾンビ映画」というキャッチフレーズがふさわしい。
途中、神の言葉を信じて、ウイルスが活動できない山岳の寒冷地にある人類生存の村へ行こうと誘いかける場面がある。ちょうど旧約聖書の『創世記』に出てくる「ノアの方舟」を彷彿させる。日本人には理解が難しいキリスト的な世界観がベースになっており、アメリカ人に受け入れやすいのだろうか。

映画『アイ・アム・レジェンド』公式サイト

『ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記』

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今夕、家族でクリスマスケーキを食べて、子どもをお風呂に入れた後、一人でララガーデン春日部へニコラス・ケイジ主演『ナショナル・トレジャー/リンカーン暗殺者の日記』(2007 米)を観に行った。
前作同様にぶっ飛んだストーリーとハチャメチャな展開なのだが、宝探しという子どもの頃の夢がモチーフとなっているので素直に楽しむことが出来た。いくつになっても宝探しというのは胸躍るものである。
映画を観ながら、自分もいつか中国の古代文明の文献か遺跡に残された文字を解読して、宝探しの旅に出たいという子どものような想像をしてほくそ笑んでいた。ちょうどシュリーマンの『古代への情熱』に描かれた生涯のように、若いうちにお金を稼いで、現在は残っていない中国の民族文字を研究する。多忙な日常生活の中でも、そのような憧れ(野望?)は胸の内に秘めておきたい。

映画『ナショナルトレジャー/リンカーン暗殺者の日記』公式サイト