若浜五郎『氷河の科学』(NHKブックス,1978)をパラパラと読む。
著者は1927年生まれで、東京大学理学部物理学科を卒業され、その後、北海道大学の教授を務めた、雪氷学を専攻する研究者である。出版時の1970年代後半は温暖化よりも寒冷化の方を懸念していたというのが印象に残った。
あとは、物理学の観点からの説明なので、数式が続くので読み飛ばした。
「読書」カテゴリーアーカイブ
『恐るべき酸性雨』
谷山鉄郎『恐るべき酸性雨:水と緑を破壊する複合汚染』(合同出版,1989)を読む。
酸性雨は、人体への影響や農作物被害、森林破壊など、人間の身体だけでなく人間の暮らしを破壊するものであるということが、大気循環の仕組みから実例や数字を交えて分かりやすく説明されている。
著者は三重大学で長らく作物学・環境科学を専門とされてきた学者であり、特に地元の四日市公害問題で大気汚染が作物に及ぼす影響について研究していた。
本書の最後で次のように述べ、公害防止の技術に期待を寄せている。
人間が作った公害です。人間の技術で完全に防止することができます。
『四継』
宝田将志『四継:2016年リオ五輪、彼らの真実』(文藝春秋 2017)をパラパラと読む。
リオ五輪男子4×100mリレーで銀メダルを獲得した山縣亮太、飯塚翔太、桐生祥秀、ケンブリッジ飛鳥の4名のリオまでの戦いや挫折を丁寧に追いながら、リオ五輪当日のドキュメンタリーとなっている。中身はあまり読んでいないが、誰一人100mで10秒の壁を超えていないのに、400mリレーで37秒台を出すというのはすごいと思った。
『新農民になろう!』
伊藤裕樹監修『新農民になろう!:就農計画の設計と実例』(技術評論社,2009)をパラパラと読む。
前半は新規就農者の体験談が紹介されている。有機農法や直売所やレストランを併設した例がなどが
『きみのそばにダニがいる』
青木淳一『きみのそばにダニがいる』(ポプラ社,1989)を読む。
小学生も対象とした本なのか、漢字にふりがなが振ってある。
ダニは海のど真ん中と火山の噴火口の中以外、地球のあらゆるところに棲息している。
名前のないダニも多く、著者自身がダニに名前をつけた時の感動なども書かれている。
