内田康夫『追分殺人事件』(双葉社 1998)を読む。
1988年に刊行された本で,北海道夕張の追分と長野県軽井沢の夕張を結びつけた殺人事件である。
93人が犠牲になった1981年の北炭夕張新炭鉱ガスの犠牲家族のその後が数奇な人生が描かれる。
最後はドタバタと事件が解決していき,ミステリーとしてはいまいちであった。しかし,大きな事故があり,その地に住めなくなったり,生活が成り立たなくなったりした家族の人生の岐路に焦点をあてたという点では興味深かった。
「読書」カテゴリーアーカイブ
『環境百禍』
『週末・休日 スポーツ自転車の本 vol.2』
『歌わない笛』
内田康夫『歌わない笛』(講談社文庫 2016)を読む。
1994年に刊行された本である。名探偵浅見光彦が岡山県津山市を舞台にした殺人事件を見事に解決する。1994年当時から話題になりつつあった少子化に伴う大学移転・新設の裏に蠢く政治の駆け引きや大きな金が動く地域開発がモチーフとなっている。事件そのものよりも、後醍醐天皇も隠岐に流される途中で立ち寄ったという津山市に興味を持った。関東の人間には馴染みの薄い土地だが一度は訪れてみたい。
『世界の大学の先端的ビジネス教育』
明治大学商学部編『世界の大学の先端的ビジネス教育:海外への多様な扉』(同文舘出版 2013)をパラパラと読む。
イギリス、ドイツ、フランス、アメリカ、中国、オーストラリア、ブラジル各国の商科大学や経営学部、ビジネススクールが学生目線で丁寧に紹介されている。ファッションビジネスやロジスティクス、マーケティングなど、これから留学を考えている大学1年生の目を引きそうなテーマで、海外の大学での教育内容がまとめられている。明治大学では学生全員に配布しているのだろうか。目的意識を持って読むたぐいの本であって、パラパラと読んでも何も頭に入ってこなかった。





