真ん中の子と流山までサイクリングに出掛けた。
新しくオープンしたスペシャライズドおおたかの森店で、S-Works Tarmac SL7 – Dura Ace Di2を試乗した。まんまTour de France仕様の1級品である。150万円の自転車で倒しやしないかと緊張したが、その軽さたるや。
「読書」カテゴリーアーカイブ
『図説 世界で一番おもしろい世界史』
歴史の謎研究会『図説 世界で一番おもしろい世界史』(青春出版社 2004)をパラパラと読む。
アテネ、ローマに始まり、クスコ、メキシコシティまで世界80の都市の現在の特徴と歴史が2ページないし3ページでコンパクトにまとめられている。この手の参考文献を寄せ集めただけのムック本はつまらない。著者自身の体験や思いが一切ないので、教科書や参考書を読んでいるようなうんざりした気になってしまう。
『中高年から始める歴史歩き』
風土と歴史を歩く会『中高年から始める歴史歩き[関東版]』(主婦と生活社 1997)をパラパラと読む。
岩宿遺跡や大森貝塚に始まり、吉見百穴、武蔵国分寺、足利学校、八王子城跡、草加宿、築地外国人居留地、馬込九十九谷など、有名な観光地というよりも、街中の旧跡が紹介されていて好感が持てた。特に小金井の玉川上水、岡倉天心が一時期住んだ茨城県の五浦、元箱根の石仏群、府中の鎌倉街道、日高市の高麗神社、那須風土記の丘、二宮尊徳ゆかりの栃木県の五行川周辺など、マニアックな歴史散策コースが印象に残った。
『グリコのおまけ』
金田理恵構成・装丁・挿絵『グリコのおまけ』(筑摩書房 1992)を読む。
主に昭和20年代後半から30年代にかけて、グリコのお菓子についてくるおまけのおもちゃの紹介がひたすら続く。ちょうど団塊の世代が懐かしいと感じるものが、ページを繰っても繰っても並ぶ。グリコのおまけは1922年(大正11年)から始まり、1942年(昭和17年)に物資統制の強化により中止される。そして1947年(昭和22年)から、クレヨンや消しゴム、ろうせき、ゴム跳びのゴムなどの実用小物のおまけから再開することとなった。1980年代のおもちゃも紹介されているのだが、私自身はほとんど購入した記憶がない。
おまけにまつわる裏話として、大正期に日本では、婦人雑誌の猛烈なおまけ合戦が白熱し、1キロ以上のおまけはやめようという自粛協定までできたそうだ。本が売れない現在と同じような状況だったようである。
江崎グリコの創業者の江崎利一氏の文章が印象に残った。
子どもの生活行動をよくしていると、食べることと遊ぶことが二大天職のように思える。食べながら遊び、遊びながら食べている。どちらか一方だけでは満足しない。つまりオヤツとオモチャの世界に住んでいるのである。子供にはオヤツとオモチャは切り離せない。手元になければ、あらゆる工夫をして自分たちでつくり出している。
子供はつねに新しい遊びと新しいオモチャを探している。いつの時代でもそうであった。そして、それに取り組んでいる子供の姿はまことにいじらしく、真剣である。その選択は子供の教育上からみても、人間形成の上からいっても重大な意義をもつ。だから私は栄養菓子を子供に与え、オモチャとしての豆玩具を提供しようと考えたのだ。
『遙かなる宇宙への誘い』
アトラス・フォト・バンク『遙かなる宇宙への誘い:THE UNIVERSE』(クレオ 1993)を眺める。
文章は一切なく、天体やオーロラ、宇宙開発などの写真や、想像を交えた宇宙都市や惑星探査のイラストが、これでもかという調子で1ページに8枚ないし9枚ずつ、合計100ページにわたって紹介されている。絵を見るだけなのだが、後半には疲れが出てきた。新月から満月までの28枚もの月の満ち欠けの写真など、膨大な写真を前に立ち尽くす、いや座り尽くすだけだった。






