共通テスト「地理総合・地理探求」

ネットに掲載されていた2026年度共通テスト「地理総合・地理探求」をさらっと解いてみた。見直しをしなかったので、読み違えが結構あり8割弱程度の出来であった。
インドの水牛は完全に見落としていた。インドは水牛の生産量(飼育頭数や乳・肉の生産量)が世界最大で、飼育頭数は1億頭超、生乳生産量も世界トップクラスを誇る。

火砕流と積雪の問題や谷口の貯水池なども間違えていた。また、デトロイトとニューヨークの都市の比較は完全に間違えていた。他にも、全く勘違いな答えとなった問題もあり、勉強不足を実感した。というよりも問題をしっかりと読んでいない集中力の欠如が大きい。

2026共通テスト地理総合探求

 

 

『不安定を生きる若者たち』

乾彰夫『不安定を生きる若者たち:日英比較 フリーター・ニート・失業』(大月書店,2006)をパラっと読む。
日本で「ニート」というと、「就業意識のない、豊かさに甘えた若者たち」といったマイナスなレッテルを貼られるが、1990年代後半から2000年代前半にかけての就職氷河期で、就労意欲があっても働けない、職業訓練も受けられない若者の実態を炙り出している。

ちょうど私自身が1990年代後半の学卒の若者世代にあたる。就職できないのは自分の責任だと自己責任論が跋扈し、働いていないのは怠けだという意識がまだ強かった時代である。著者は「労働市場の変容や雇用システム(や福祉国家)の再編成によって引き起こされたもの」であり、就職氷河期世代の若者に責任を帰する論調を明確に否定している。

『思春期のこころ』

大渕憲一『思春期のこころ』(ちくまプリマー新書,2006)を、教材研究としてパラパラと読む。
ちょうど「公共」の授業で倫理分野を扱っていたので手に取ってみた。授業のネタになるようなところを抜書きしておきたい。

女性の方が自意識が強いのは、それだけ男性よりも他者の視線に晒されているからである。男女の若いカップルが向こうから歩いてくる時、男性は8:2くらいの割合で、女性の方に視線を向ける。一方で女性が観察者の時は、6:4くらいの割合で同性である女性に視線を向ける。相手の女性の容姿、服装や持ち物のセンスなどを厳しくチェックするためによく見るのではないでしょうか。

誘われても断れないのは集団圧力と呼ばれるもので、「嫌われるかもしれない」「もう付き合ってもらえないかもしれない「友達をがっかりさせたくない」といった気持ちで同調してしまうものです。

社会が近代化し、産業化が進むにつれて、「青年期:と呼ばれる期間が長くなる傾向があります。ドラマでみていると、150年くらい前の江戸時代には、男の子だったら10歳くらいから、大店、今でいう会社に、見習いとして奉公を始めます。この丁稚と呼ばれる見習い期間を無事に数年勤めると手代という地位に昇格します。10代後半ですが、この段階で一人前の職業人と認められ、店の中でも責任ある仕事が任せられるようになります。技術職を志す者も同様で、10歳前後から親方のところに見習いにはいり、数年間の修行をへて一人前の職人として認められるようになります。武士の子弟は、おおむね16、17歳前後に元服式をあげて、成人としての扱いを受けることになっていました。女性も同じ頃に結婚し、10代の間に子どもを産んで母親になる女性も少なくなかったのです。

以降、「青年期」の特徴、子どもから大人への過渡期、身体的には大人になっても、社会的・精神的には子どものままである「成熟のずれ」や、青年期の一時的反社会性が大人になるための通貨儀礼となっている点などの説明が続く。

『一生使える国語力』

石原大作『一生使える国語力:四つの力で文章が読める』(筑摩書房,2008)を読む。
英語の勉強が英単語や英文法、長文と分かれているように、現代文の勉強を「構文力」「単語力」「文脈力」「常識力」の4つに分けて、入試問題を交えて丁寧に説明している。どれも他の参考書に書いてある内容を、焼き直ししたものなのでさらっと読み流した。実況中継のような会話文で続いていくので、現代文が苦手な高校生・受験生にとっては読みやすいであろう。

「たもとを分かった社民党と、今なぜ共闘?その意義は…結党30年「新社会党」岡崎宏美委員長インタビュー」

昨日の東京新聞デジタルに新社会党の岡崎宏美委員長のインタビュー記事が掲載されていた。
社会党から離脱した当時の様子や、高市政権が戦争を声高に言い始めたのを機に、社民党との連携が深まっている背景などが語られる。最後に次のようなメッセージを寄せている。元気をもらうような内容である。


◆なぜ「革新」が若者に響かなくなったか

━━かつては若者の支持を集めた「革新」の理念が、めっきり不人気になっています。新社会党が訴えるような政策が若年層に届きにくくなった理由は何だと考えますか。

昔は職場でも地域でも労働組合が学習会をして、いろいろな政治課題や「戦争に駆り出された歴史」をみんなで学んでいたんです。だから「二度と戦争をしない」という革新の理念が、生活と地続きだった。でも今は、そういう場がほとんどなくなってしまった。

若い人たちは、来年仕事があるかどうかも分からない。結婚どころじゃない。そんな状況で「平和が大事です」と言っても、「ああ、そう。そっちでやっといて」となる。生活の不安が大きすぎて、公的なことを考える余裕がないんだと思います。

それに今は、SNSやショート動画の時代でしょう。短い言葉でスッと入ってくるものじゃないと、そもそも聞いてもらえない。私たちの運動はどうしても説明が多くなりがちで、そこが若い世代に届きにくい一因にもなっていると感じています。

━━そのような時代に、若年層にどう働きかけていきますか。

とにかく「生活に直結する政策」を分かりやすく示すことです。手取りを上げる、非正規を減らす、社会保障をしっかりする…こういう話を、平和の議論とセットで語る必要がある。平和というのは軍事の話だけじゃなくて、「私が私として生きられる社会」のことなんですから。

国民民主党が「手取りを増やす」と言っているのは──「年収の壁」そのものが、個人単位ではなく家族単位で設計された日本の社会保障の問題を抱えているにしても──やっぱり分かりやすいんですよ。ああいう「短い言葉で生活に直結するメッセージ」は、今の時代には強いと思います。そこから学べることもあるでしょう。

その上で、地域での実践を積み重ねて、若い人が「ここなら参加できる」と思える場を作ること、昔のように学び合う場を取り戻すことも必要です。そこから信頼が生まれるし、政治に関わるきっかけが生まれると思っています。