『時間の本質をさぐる』

松田卓也+二間瀬敏史『時間の本質をさぐる:宇宙論的展開』(講談社現代新書 1990)を読む。
物理学的に時間というものはどのように定義できるのかということを初学者に分かりやすく説明した本である。相対性理論によると、時間は運動によって変わるので、過去に行くことは難しいが、未来へのタイムマシンは理論上作ることが出来るというのだ。またブラックホールに落ち込んでいくロケットから発する光はブラックホールの地平線上から遠くへ行くことが出来ず、遠くから見ると永遠に落ち込んでいく姿が見えるという話も興味深かった。

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