『知的生活の方法』

渡部昇一『知的生活の方法』(講談社現代新書 1976)を読む。
本は「読む」だけものではなく、「使う」ものであり、生活費を削ってでも自分のものにしろというアドバイスは良かった。しかし、他はカントの生活を真似して英文法の神髄を極めたという自らの神童ぶりを自慢気に語り、古き大学の象牙の塔を思わせる閉鎖的な「知的」生活のススメという面白くない文章が並ぶ。

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