「北朝鮮 党規約改定内容が判明」

本日の東京新聞朝刊記事より。
久しぶりの北朝鮮に関する報道である。この10年ほど、北朝鮮労働党総書記の金正恩は、創始者金日成(1948〜)、続く金正日(1997〜)と、2代続く祖父と父の権威を笠に着ることで威光を保ってきた。しかし、今後は先代までが築いてきた軍事優先政治の看板を下ろし、「人民大衆第一」の路線を打ち立てるというのだ。風を読むのが上手い北朝鮮政府なので、米中対立の最中、米中どちらとも顔を繫ぐことのできる国としてのソフト路線をポーズしたのであろう。

この北朝鮮の扱いも、地理の授業で毎年のように見直しを迫られる部分である。昨年の今頃は、金正恩の妹の金与正の強行姿勢が目立ち、米国トランプ大統領が支持を表明するなど、米国サイドによる北朝鮮カードの政治的利用に関する報道が目立っていた。今年は、米欧の関係改善もあり、欧州を味方につけるような北朝鮮外交が