田辺聖子『「源氏物語」男の世界』(講談社文庫 1996)を読む。
教材研究のために手に取ってみた。薫、桐壺院、頭中、朱雀院、そして玉鬘に言い寄った大夫の監の5名を取り上げ、それぞれの一代記として物語が再構成されている。 薫のひねくれようや桐壺院の配慮、頭中の政治的意識など、女性視点からは描かれない男性の心理に迫っている。田辺さんの創作的なくだりも多々あるが、物語として楽しむことができた。
授業の中の雑談として活用してみたい。
『「源氏物語」男の世界』
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田辺聖子『「源氏物語」男の世界』(講談社文庫 1996)を読む。
教材研究のために手に取ってみた。薫、桐壺院、頭中、朱雀院、そして玉鬘に言い寄った大夫の監の5名を取り上げ、それぞれの一代記として物語が再構成されている。 薫のひねくれようや桐壺院の配慮、頭中の政治的意識など、女性視点からは描かれない男性の心理に迫っている。田辺さんの創作的なくだりも多々あるが、物語として楽しむことができた。
授業の中の雑談として活用してみたい。