「米、ベトナムにコロナ対策強化」 本日の東京新聞朝刊より。 国際面の小さな記事だが、南シナ海の南沙諸島の領有をめぐって米中の緊張が高まっているという背景を押さえると、バイデン政権の狡猾なコロナワクチン外交が見えてくる。米国は中ロと地政学的に対立しているインドや台湾、インドネシアなどにワクチン供与を重点化している。もちろんワクチンの供給自体を非難する理由は全くないが、中ロの進出の封じ込めの材料として使われるなら問題だ。