本日の東京新聞夕刊に,米国とメキシコの国境となっているリオグランデ川で,エルサルバドル出身の父娘の水死体が見つかったとの記事が掲載されていた。記事を読み,現場での状況を想像するに,やりきれない気持ちになる。
父娘はエルサルバドルを出て,米国へ難民認定の申請をしていたが,手続きが進まず無謀な賭けに出たようだ。エルサルバドルであるが,正直日本人には馴染みが薄い国である。ネットで検索してみたところ,決して貧困で喘いでいる国柄ではない。一人あたりのGNIも182カ国中,117位である。一方,治安は悪化の一途を辿っており,人口10万人当たり殺人発生件数は2016年には82,84人であり,世界ワースト1位となっている。