地上波で放映された、マチュー・カソヴィッツ監督、ハル・ベリー主演『ゴシカ(原題:Gothika)』(2003 米)を観た。
最初は幽霊やらドキッとするような不協和音たっぷりのホラー映画なのだが、後半は少女のレイプ殺人事件の犯人を追いつめていくサスペンス映画仕立てになっている。伽倻子などの地縛霊のように、最後まで正体が分からず、後味の悪い日本のホラー映画と違って、犯人がきちんと割り出され、幽霊にしっかりと復讐される形で終わるので、観終わった後にすっきり感が残る映画であった。ホラー映画の評価としては今一歩なのかもしれないが、1時間半の時間つぶし的なB級映画としては及第点であろう。
『ゴシカ』
コメントを残す