鬼塚忠『Little DJ』(ポプラ社,2007)を読んだ。
最初はつまらない本と決めつけ読み流すつもりだったが、映画のような展開で最後はじんわりと来てしまった。帯を見ると、刊行と同年に映画化されていたようで、なるほどと思った。
好きな女の子と病院を抜け出すシーンなど、いかにもドラマ的な展開であるが、ほのぼのとした世界だったので、すんなりと読み進めることができた。
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「北朝鮮ごみ風船再開 韓国宣伝放送で対抗」
帝京平成大学スクーリング
『トップアスリート』
小松成美『トップアスリート』(扶桑社,2008)を2編だけ読む。
著者は人物ルポルタージュやスポーツインタビューを得意としているノンフィクション作家である。
航空機の機内誌に連載されたアスリートインタビューから35人分が一冊にまとめられている。
機内誌なので、5分程度で読める分量となっているが、それが同じ調子で35人も続くと読む気が失せてしまう。松坂大輔と別府史之の2人だけ読んだ。一編だけならスーッと読むことができ、スポーツ選手の横顔が伝わってくる。
『道具屋殺人事件』
愛川晶『道具屋殺人事件』(原書房,2007)を一編だけ読む。
表題作の他2編が収録されているが、表題作だけ読んだ。「神田紅梅亭寄席物帳」という落語をモチーフとしたミステリーシリーズの一作目である。つまらなくはないが、あまり嵌まらなかった。