月別アーカイブ: 2024年6月

『Little DJ』

鬼塚忠『Little DJ』(ポプラ社,2007)を読んだ。
最初はつまらない本と決めつけ読み流すつもりだったが、映画のような展開で最後はじんわりと来てしまった。帯を見ると、刊行と同年に映画化されていたようで、なるほどと思った。
好きな女の子と病院を抜け出すシーンなど、いかにもドラマ的な展開であるが、ほのぼのとした世界だったので、すんなりと読み進めることができた。

「北朝鮮ごみ風船再開 韓国宣伝放送で対抗」

本日の東京新聞夕刊に、南北軍事境界線を挟んで、北朝鮮がゴミをぶら下げた風船を飛ばしたことに対抗して、韓国が北朝鮮への宣伝放送を実施したとの記事が掲載されていた。

ゴミがぶら下げられた風船を飛ばす北朝鮮政府の常識をまず疑ってしまう。韓国政府が大人の対応をしたので、事無きを得ているが、一歩間違えば、朝鮮戦争が70年ぶりに再開されることもあるので、2国間の小競り合いと高を括ることもできない。韓国大統領府が述べるように金正恩政権は話にならないので、北朝鮮の軍と住民に希望を与えるような太陽政策が必要であろう。

帝京平成大学スクーリング

本日の午後は、最初で最後の帝京平成大学の通信制課程のスクーリングであった。
社会科の教科教育法であったが、簡単な内容であったので、気楽に受講することができた。
落書きやポスター、立て看板もなく、「キレイ」な大学であった。キャンパスの前が憩いの広場になっており、都心部にありながら、お茶の水界隈の学生街のような窮屈な感じはなかった。

『トップアスリート』

小松成美『トップアスリート』(扶桑社,2008)を2編だけ読む。
著者は人物ルポルタージュやスポーツインタビューを得意としているノンフィクション作家である。
航空機の機内誌に連載されたアスリートインタビューから35人分が一冊にまとめられている。
機内誌なので、5分程度で読める分量となっているが、それが同じ調子で35人も続くと読む気が失せてしまう。松坂大輔と別府史之の2人だけ読んだ。一編だけならスーッと読むことができ、スポーツ選手の横顔が伝わってくる。

『道具屋殺人事件』

愛川晶『道具屋殺人事件』(原書房,2007)を一編だけ読む。
表題作の他2編が収録されているが、表題作だけ読んだ。「神田紅梅亭寄席物帳」という落語をモチーフとしたミステリーシリーズの一作目である。つまらなくはないが、あまり嵌まらなかった。