日別アーカイブ: 2023年11月20日

「郵船運航船 紅海で拿捕」

本日の東京新聞夕刊一面に、イエメンの親イランのフーシ派が、日本郵船がチャーターしている貨物船を拿捕したとの記事が掲載されていた。紅海周辺はアフリカ大地溝帯に連なる広がる境界にあり、原油や天然ガスがあまり産出しない。

イエメンは一人当たりGNIが940ドル(2019年/世銀)に過ぎず、アラブ最貧国であり、全人口の8割にあたる約2,400万人が何らかの人道支援と保健を必要としている。特に、食料、医療、衛生状況は深刻で、約1,000万人が慢性的な食料不足状態にあるという。

私の勝手な憶測だが、ガザ地区のハマスやシリアのヒズボラは、イスラム主義に基づく福祉運動を展開しているが、フーシ派は地に足のついていない単なる武装組織であって、あまり共感はできない。

「収穫ロボット ハウスで活躍」

本日の東京新聞夕刊に人工知能(AI)を使った収穫ロボットが特集されていた。埼玉県羽生市にある農場で研究が進んでいるとのこと。スマート農業先進国オランダの農場にもレンタルされ、映像を自動で分析し、熟したものだけを収穫するように改良が重ねられている。耕運機でも世界のトップを走る日本の繊細な技術力に期待したい。

『LOVE&FREE』

高橋歩『LOVE&FREE:世界の路上に落ちていた言葉』(サンクチュアリ出版 2001)を読む。
私と同世代の著者が20代半ばの頃に出版した本である。2年間かけて夫婦で世界を旅しながら、風景や人物との出会いを通して、素直に心に浮かんだ言葉が綴られている。印象に残った言葉を紹介したい。

BELIEVE YOUR トリハダ
鳥肌は嘘をつかない。

言葉も文化も違う異国においては、自身の恐怖感や違和感を信じろということか。

夕陽に感動する余裕を持って、毎日を生きよう。
夕陽はいつもそこにある。

普段なら読み飛ばしてしまう内容だが、最近の自分には刺さる言葉だった。日々アップアップしているが、夕陽に感動する気持ちをキープしたい。