北村英明『頑固親父は受験トレーナー』(鎌倉書房 1990)を読む。
著者は1946年生まれの団塊世代で、受験競争の激しかった団塊ジュニア世代ど真ん中の息子を持つ父親でもある。その著者が息子の高校受験にどっぷりとハマり、内申点をあげるために計画を作り、参考書を駆使して地元で1番の高校に受かる戦略を練る。
ちょうど息子は私とほぼ同級生である。当時の高校受験の難しさと、中学校の学習内容の多さに改めて驚きを感じた。私立か公立か、私立希望の併願か、公立希望の併願か、その当時から中学浪人する人はいなかったが、内申重視の配点やア・テストの是非を含めて、高校受験の面倒くささが印象に残った。