鉃野昌弘解説、牧野貞之写真『万葉集 名歌の風景:時代を超えた心の旅』(学研 2003)を10数年ぶりに見返す。
万葉集の代表的な歌の紹介と現地の綺麗な写真で構成されている。写真と合わせて読むと、繊細な心模様を歌った古今集に比べ、改めて雄大で素朴な風景を読み込んだ万葉集が理解できる。単純に山や海などの自然の歌といっても、そこには太陽や風、雲、波があり、
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『はじめての体幹&骨盤ダイエット』
島脇伴行『はじめての体幹&骨盤ダイエット』(ブルーロータスパブリッシング 2012)を読む。
主に女性を対象に、体幹や骨盤のバランスを保つために周囲の筋肉を強化したり伸ばしたりする運動が数多く紹介されている。運動の種類ごとに使用する筋肉が図示されており、大変分かりやすかった。膝も9割がた治ってきたので、1ヶ月で落ちた筋肉を回復させて行きたい。理解することよりも習慣にすることの方が難しいのだが。
女性の心と体をテーマにした出版物を数多く手掛けている出版社だからなのか、全てのページにピンク色の文字やピンクの背景色が配色されており、些か落ち着かない向きの本だった。
『十三の冥府』
内田康夫『十三の冥府』(実業之日本社 2004)を大体読む。
邪馬台国の末裔が津軽半島で国家を建設したという「東日流外三郡誌(つがるそとさんぐんし)」やキリストの墓が青森にあるとする「竹内文書」をモチーフにしたミステリーである。青森県内の東西南北全土を舞台に殺人事件が展開していく。青森の地理が少し理解できた。
最後はいくつもの殺人事件が一本のラインで繋がるロジックの種明かしがなされるのだが、体調不良もあり読むのを辞めてしまった。
スプロケット交換
八溝山へドライブ
本日は休みを貰って、来し方行く末について自問自答しようと思い、一日中ハンドルを握り続けた。久しぶりに一人っきりで12時間以上も車の中にいたため、黙考の邪魔も入らず、迷いに答えが出たように思う。
過去を振り返らず自分のベストは常に将来に設定したいいうのが私の信念だが、高校時代に遡って色々なことを思い出しながら、エピソードを一つ一つ自分の言葉で整理してみた。これからの記憶に残りそうなドライブとすることができた。
ぶらぶらと地図も見ずにとりあえず北を目指した。ふと気付いたら茨城県・大子町の道の駅にある温泉に浸かっていた。道の駅で手にした北茨城ジオパークのパンフレットを頼りに、茨城、福島、栃木の3県の県境に位置する八溝山に向かった。
北茨城ジオパークのサイトより
茨城県最高峰の八溝山は、古くから信仰の対象とされてきました。その形成は、日本列島の誕生よりはるか昔に遡ります。恐竜たちが大地を闊歩していた時代、1億8000万年前のジュラ紀。海洋プレートの上にプランクトン等の生物の遺骸がゆっくりと降り積もり、堆積物となっていきました。海洋プレートは大陸プレートの下に沈み込み、海洋プレートの一部とその上に溜まった堆積物が大陸プレートに剥ぎ取られ、積み重なりました。この剥ぎ取られた堆積物が、八溝山となっていくのです。このダイナミックな地球の変動の痕跡が、八溝山の登山道沿いに見られます。