堀田理佳『ウェブデザイナーになってよかった—独立起業&ウェブサイト制作ドキュメント』(エムディエヌコーポレーション 2002)を読む。
大学で工業デザインの勉強をし、PARCOで宣伝部の仕事に携わっていた著者が、独立してウェブデザインの会社を立ち上げ、当時手探り状態であった企業のウェブサイト構築のプラットフォームを確立するに至る過程が綴られている。
いわゆるITバブルの流れに乗って生まれた会社であるが、クライアントとの綿密な打ち合わせや雑誌編集のノウハウを活かすなど、生き残り戦略をきちっとしている経営者の姿勢が伝わってくる。
月別アーカイブ: 2015年6月
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『Fielder vol.11』
『CYCLE SPORTS 2014年 07月号』
中川ポタリング
仕事から帰ってきて、3時過ぎから真ん中の子とふらふらとポタリングへ出かけた。
牛島球場や古利根川のサイクリングロードを走り、藤塚橋から中川沿いを走って帰ってきた。
春日部に越してきて20年近く経とうとしているが、改めて春日部市内を流れる中川の存在に気が付いた。
自転車に乗るようになって、車だと全く見過ごしてしまう川沿いの入り組んだ道や土手沿いの風景などが本当に楽しい。
思えば高校時代、学校帰りによく田んぼの中や全く知らない道を走っては、卒業後の生活に思いを馳せている自分がいた。
卒業後、自転車がスクーターになり、スクーターが400ccのバイクになり、オフロードバイクになり、やがて車へと変遷して行った。そして、自転車で知らない風景を彷徨い、我が身を振り返るという「遊び」を忘れた。
しかし、自分の原点は中学高校時代の自転車から見た風景への感動にあったのかもしれない。
高校時代、初めての経験するバイト先に向かうために、市内の鶴見川沿いを毎日10数キロ近く走った。
高校卒業後の展望が見えず、不安を忘れるために、遠い町までただひたすらペダルを漕ぎ続けた。
昔を振り返るのが嫌いな自分を、珍しく感傷的な態度にさせてしまうのも、自転車のなせる業だろうか。