月別アーカイブ: 2012年12月

2013年の手帳

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猫と手帳

本屋を覗いていたら、私の好みにぴったりの手帳があったので、つい衝動買いしてしまった。ディスカバーという会社のアバクリ手帳というものである。帯の宣伝文句に、「こんな手帳があったらな! 自称、アバウトでクリエイティブなわたしたちが、自分たちが使いたい『手帳』兼『日記』兼『ノート』をつくりました!」とある。中を開くと簡単な使い方のページがあり、「ざっくりプロジェクト管理表」と「アバウトな月間スケジュール表」「ダイアリーとしても使いたい週間スケジュール表」「全6種類の便利なノート」の使用例が掲載されている。宣伝文句と使用法からも大体想像できるが、使う側の主体性が十分に発揮できる仕組みとなっている。

これまで、私自身、様々な種類の、大きさの手帳を使い、時間管理の本も多数手に取ってみたが、未だにしっくりとした使い方が見つからない。2009年度はA6サイズのノートを、2010年度はA6サイズのビジネス手帳を、2011年度はバーチカル型のB6手帳、2012年度は見開き1ページに1週間の予定が入ったB6サイズの手帳を使用した。

携帯性や自由記述欄の有無など考慮してきたのだが、4月始まりから選んでいたので、あまりおしゃれなものが選べず我慢を強いられてきた。しかし自分の仕事を振り返ってみるに3月〜4月は仕事が詰まっており、手帳が二重になることの煩わしさがつきまとっていた。今年は思い切って1月始まりを購入した。

さて、この手帳で自分の仕事の把握と効率的な時間管理ができ、自分のプライベートも充実するであろうか。

『マリと子犬の物語』

地上波テレビで放映された、猪股隆一監督『マリと子犬の物語』(2007 東宝)を観た。
2004年の新潟中越地震で、山古志村(現・長岡市)に起きた実際のエピソードを元にした映画である。動物と子ども、亡くなった母親という「お涙頂戴」の3点セットが全て揃っている。「子ども向け」の動物映画という偏見を持ちながら見始めたのだが、犬のマリと子役の女の子(佐々木麻緒ちゃん)の演技がすばらしく、最後はうるっときてしまった。

『世代間格差ってなんだ』

城繁幸・小黒一正・高橋亮平『世代間格差ってなんだ』(PHP新書 2010)を読む。
若者の投票率が低いので、高齢者の票を狙って、日本では極端な高齢者優遇政策が実施されている。雇用や社会保障でも高齢者に手厚く、子育てを担う20代から30代の若者が冷遇されている。そうした世代間格差の現状分析と、若者の政治参加に向けた具体的なアクションが提示されている。

また、就業形態別の5年の婚姻の有無の調査で、正規雇用に比べ、男性の非正規雇用者の婚姻は半分くらいに留まっているとのショッキングなグラフが掲載されていた。また、少子化というと、女性の社会進出がその元凶のように言われてきたが、最近では、出生率と女性の労働力率はプラスの相関性に変わってきているとのこと。そのため、少子化対策を進めていく上で、正規雇用の仕事の拡充と、仕事と出産・育児が両立できる生き方の実現が必要となってきている。

『カイジ2~人生奪回ゲーム~』

金曜ロードショーで放映された、藤原竜也主演『カイジ2~人生奪回ゲーム~』(2011 東宝)を観た。
すでに原作が2000万部弱も売れており、大ヒットした前作の公開直後に制作が決定され、実力の人気俳優を集めた作品である。脚本もあまり練られておらず展開は大変チープなのだが、役者の芝居が上手いので、舞台を見ているような感覚で楽しむことができた。