月別アーカイブ: 2012年5月

国民的イベント「金環日蝕」

 本日の東京新聞夕刊の一面の写真をスキャンしてみたら、絵画風になってしまった。

本日の一大イベントとなった金環日蝕だが、通勤途中のコンビニの駐車場から眺めることができた。
ハレー彗星や何とか流星群の時も曇りやら何とかできちんと肉眼で捉えたという経験は未だない。しかし、今回ばかりは絵に描いたような金環を来迎することができた。
太陽と金星が並ぶ自然の怪異よりも、数秒単位で惑星の移動を計算してしまう人間の智恵に改めて驚いてしまう。
地震も日蝕のようにプレートの変動を計算式に当てはめることで、数秒単位で予知できればよいのだが。

『れっしゃだいこうしん ザ☆ムービー しんかんせん☆とっきゅう大集合』

久しぶりの何もない日曜日。先月3歳になった長男を連れて浦和美園のイオンにあるワーナーマイカルへ『れっしゃだいこうしん ザ☆ムービー しんかんせん☆とっきゅう大集合』(2012 プレシディオ)を観に行った。
新幹線の迫力ある映像が大画面で楽しめるのかと思いきや、いつもDVDで観ている電車の映像と何ら変わるところはなかった。「南海ラピート」や「アーバンライナー・プラス」「ロマンスカー VSE」などの見慣れた映像が目の前を展開していく。
「いつも通り」の映像であったためか、長男も途中から飽きてしまい落ち着きなかった。

『ザ・ターゲット』

ハードディスクに録画してあった、チャーリーシーン主演『ザ・ターゲット』(1997 米)を観た。
大統領の側近がCIAやFBIの幹部を巻き込んで大統領を暗殺する計画を、大統領補佐官演じるチャーリーシーンが体を張って食い止めるアクション映画である。
ホワイトハウスに簡単に忍び込めたり、バイクで走る暗殺者から走って逃げたり、所々ハチャメチャなところがあるが、ハリウッドテイストに何となく騙され最後まで飽きずに観てしまった。これが邦画であったら、心の中でぶつくさ言っていたであろう。

『1973年のピンボール』

村上春樹『1973年のピンボール』(講談社文庫 1983)を読む。
1980年3月の『群像』に掲載された「僕」と「鼠」の青春小説である。
前作の『風の歌を聴け』の内容を全く覚えていなかったので、状況が読み込めないまま読み進めていった。
等身大の作者と思わしき人物が出てくる「私小説」と読むこともできるし、全く架空の世界が現実と交錯するバーチャルリアリティを模した小説と読むこともできる。
機会があれば、前作から続けて読み直してみたいと思う。