山田真哉『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?:身近な疑問からはじめる会計学』(光文社新書 2005)を読む。
タイトルが誰しもが疑問に思いながら深く考えたこともない都市伝説めいていたのでつい手に取ってしまった。さおだけ屋の話は会計学の一端を紹介する冒頭の章段の具体例に過ぎない。他にもどこにでもある住宅街に突如として現れる高級フランス料理店や在庫だらけの自然食品店なども紹介され、商売の巧みさや会計を複眼的に見る視点などを説く。タイトルにはいささか騙された感が拭えないが、会計の面白さが伝わってくる読みやすい本であった。
『さおだけ屋はなぜ潰れないのか?:身近な疑問からはじめる会計学』
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