渡辺重夫『司書教諭という仕事』(青弓社 1999)を読む。
一昨年通った司書教諭講習のテキストのような内容で、学校図書館の意義と目的を改めて復習しながら読み進めた。読書指導に傾斜しすぎた傾向のあった学校図書館を、「生きる力」「自ら学び自ら創造する」教育の課程に寄与する「学び方を学ぶ」学校のメディアセンターとして位置づける司書教諭の役割は、現在の硬直化した学校教育を変えていく起爆剤である。
“Our democracy is built on books and reading”
「我々の民主主義は図書と読書の上に打ち建てられている」
(「読書推進年」を策定したアメリカ議会の資料より)