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『言語世界地図』

町田健『言語世界地図』(新潮新書 2008)を読む。
全世界で使われている言語は6,000から7,000だと言われいているが,そのうちの代表的な50近い言語について,歴史や使われている国や地域,特徴について簡潔にまとめられている。
日本ではフランス語やドイツ語のように,「国=言語」と安易に捉えてしまいがちであるが,実際は国や地域と言語は複雑に入り組んでおり,一読しただけでは到底理解できない。特に白色人種(コーカソイド)の起源ともなったカフカス地方は言語の坩堝であり,日本の1.2倍位の地域に40の言語がひしめき合っている。また,関東と関西のように方言レベルで区分けされている言語もあれば,話し言葉が似ていても全く異なった文字を使っているケースや,逆に文字は同じでも話し言葉は通じないケースもある。公式化される分野ではないので,「へ〜」「ほ〜」と思いながら読み進めた。

名古屋大学名誉教授の著者は,言語について冒頭次のように述べる。

人間が言語を使うということは,単に他者に意味を伝達するためだけではありません。同時に,自分が一体どんな人間であるのか,そして相手に対してどのような態度をとるつもりなのかをも表す,社会的に重要な機能を果たすものであるのです。このことを理解しなければ,世界中のどこでも英語さえ使っていれば何とかなるのだ,英語が使えない相手とは話す必要もない,などという安易にして傲慢な偏見を軽々しく抱いてしまうことになりかねません。

『7月のフランス 自転車とともに』

岡田由佳子『7月のフランス 自転車とともに』(枻文庫 2009)を読む。
ツール・ド・フランスの競技そのものではなく,おしゃれな町並みやグルメなどの観光案内となっている。さらっと読み進めた。感想なし。

『自転車脳の人々』

Team South East編著『自転車脳の人々:ノッてしまったアナタがまさに!』(辰巳出版 2013)を読む。
ついつい高いものを購入したり,恥じらいを捨ててしまったりするローディーの生態について面白おかしくも,ついつい頷いてしまうエピソードが紹介される。

『愚の骨頂』

中村うさぎ・マツコ・デラックス『愚の骨頂:続・うさぎとマツコの往復書簡』(毎日新聞社 2011)を少しだけ読む。
「サンデー毎日」の誌上で展開された,ご存知マツコ・デラックスさんと漫画家中村うさぎさんの往復書簡による時事放談である。対談構成に4人の編集者が名を連ねており,どこまでが本人の手による文章なのかよく分からないが,この手の文章を一冊の本で読んでもあまり面白くない。週刊誌のペースで読むから興味が湧くのであろう。

『ビブリア古書堂の事件手帖 3』

三上延『ビブリア古書堂の事件手帖 3:栞子さんと消えない絆』(メディアワークス文庫 2012)を読む。
第2巻に続けて一気に読んだ。ライトノベルのような体裁の作品であるが,少しずつ謎の女性栞子さんの正体が明らかになり,主人公の青年の心理と同じく徐々に栞子さんに惹かれていく,そのもどかしさが味わい深い。
次回作もすぐに読んでみたい気もするが,少し時間を置こう。