読書」カテゴリーアーカイブ

『巨樹』

八木下弘『巨樹』(講談社現代新書,1986)をパラパラと読む。
著者は林野庁勤務時代から、写真家土門拳氏に師事し、各地の巨樹を撮影し続けた人物である。
その著者が撮り溜めた日本各地の巨樹が写真入りで紹介されている。埼玉県からは牛島の藤と越生の梅林が取り上げられている。日本は南北に広いといえど、気候的な差は小さく、植生も北海道と鹿児島であまり変わらないということが分かった。

『フィールドワークは楽しい』

岩波書店編集部編『フィールドワークは楽しい』(岩波ジュニア新書,2004)をパラパラと読む。
言語学や動物、植物、民族学、考古学など、様々な分野の専門家を取り上げ、現地での研究の大切さを説くという内容である。現地での取り組みを簡単にまとめたレポートを読んでいるような感じがして面白くなかった。

『天文台へ行こう』

古在由秀『天文台へ行こう』(岩波ジュニア新書,2005)をパラパラと読む。
著者は東京大学理学部天文学科を卒業し、東京大学教授、東京天文台長、国立天文台長などを経た天文学のエリートの王道を歩まれた方である。天文台の歴史に始まり、望遠鏡の構造や世界の天文台、太陽系の星、天文台で実際に見られる星、大学での学びで締めくくられる。通り一遍の説明に終始し、正直経歴はすごいが、内容は面白くなかった。

1884年の国際協定で、経度ゼロ時の子午線がグリニッジ天文台を通ると決められていたが、1998年に移転し、現在はエディンバラの王立天文台に統合され、現在は史跡だけが残されている。

太陽の赤道半径は月の400倍だが、地球と月の平均距離は38万キロメートルでと、地球から太陽までの距離の400分の1となっている。太陽と月の見かけの大きさはほぼ等しくなり、皆既日食が起きるのである。

『早稲田と慶應の研究』

オバタカズユキ『早稲田と慶應の研究』(小学館新書,2018)を読む。
久しぶりに購入してすぐに、一気に全文を読んだ。受験が大変であった1988年との比較や2000年代以降の変化が中心にまとめられており、受験生向けというよりも、早慶出身の卒業生向けの内容となっている。著者は受験生や大学生目線での大学案内として有名な『大学図鑑!』を20数年にわたって監修しており、特にキャンパスの立地や環境について詳しく書かれていた。

正直、慶應大学の看護医療学部や薬学部、早稲田大学の国際教養学部、スポーツ科学部など、名前は分かっていたものの、実際の学生が使用するキャンパスや校舎の様子なども記されており、1990年代との雰囲気の違いもよく分かった。

先ほど、アマゾンで「大学図鑑!2025 有名大学82校のすべてがわかる! 」を調べたところ、受験界隈で有名なwakatte.TVとのコラボも組まれており、鬼に金棒ではないか。

早稲田のかつてのイメージであった「バンカラ」とは、漢字で「蛮殻」と書き、西洋かぶれのおしゃれさんを指した「ハイカラ」をもじった造語であるとのこと。

『宇宙の果てにせまる』

野本陽代『宇宙の果てにせまる』(岩波新書,1998)をさらっと読む。
宇宙の年齢やビッグバン、暗黒物質など、宇宙にまつわる面白い章立てとなっているのだが、天文学者の学説の紹介が延々と続く。著者本人の経歴や実験などが全く書かれていないので、文章を読んでも興味が湧いてこなかった。