投稿者「heavysnow」のアーカイブ

だらだらテレビ、だらだら新聞

今日は暑かった。(^_^ゞ  (^_^ゞ
だらだらと汗を流しながら、一日中だらだらテレビを見、東京新聞をだらだらと読んでいた。
テレビでは朝からずっと郵政民営化法案の参院本会議解決の行方を追っていた。やれ参院で自民党から18人の造反議員が出たら否決だの、衆院解散だの政治ゲームがかまびすしいが、肝心の郵政法案の中身はテレビも新聞も報じない。要は公務員の地位にしがみつきたい郵政公社の職員と、その集票機能に頼る族議員の抵抗なのだろうが、一体何を争点に争っているのだろうか。国民不在の永田町政治と揶揄されても仕方ないであろう。

また、夕方のテレビでスペースシャトル「ディスカバリー」で宇宙へ行った野口聡一さんの活動が紹介されたが、一体彼を含めスペースシャトルは何を目的として打ち上げられたのだろうか。船外の外れかけた耐熱カバーの修理の模様がテレビで中継されていた。まさか機体の修理をするために打ち上げられたのでもなかろう。マスコミには秘密の企業委託の研究でもやっているのだろうが、そのスケジュールは国民的行事と騒がれながらも謎のベールに包まれていた。

今日の夕刊で国連安全保障理事会常任理事国入りを目指す四カ国とアフリカ連合の協議の様子が報道されていたが、一体、日本のみならず、ドイツやインド、アフリカ諸国は常任理事国に入って何がしたいのだろうか。現安全保障理事会の大国中心政治を変えたいのだろうが、アメリカの世界戦略のシナリオ通りに話が進んでいるというカラクリになぜ気付かないのだろうか。

『新源氏物語(三)』

田辺聖子『新源氏物語(三)』(新潮社 1979)を読む。
原本の巻で言うと朝顔の君と源氏のやり取りに嫉妬する紫の上を描いた朝顔の巻から玉鬘や紫の上の姿を夕霧が垣間見する野分の巻までとなっている。ちょうど紫の上の心が揺れ動く前半部の明石の君と後半部の女三の宮のエピソードの中間部に当たり、話の盛り上がりは少ない場面だが、紫の上の出家に対する憧れが徐々に顔を見せ、男社会が押しつけた貞淑と規範の中でいつそれが爆発するのやら気をもむような展開が続く。

『あさきゆめみし』

大和和紀『あさきゆめみし』(講談社漫画文庫)をここ何日かかけて読み切った。
普段ほとんど漫画を読み慣れないので、全7巻読破するのに相当な骨を折った。しかし、紫の上や明石の君の心情も巧みに描かれていて面白かった。

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『人生がつまらない人へ』

藤原和博『人生がつまらない人へ』(ダイヤモンド社 2002)を読む。
仕事や雑多な情報に振り回されている現代人に対して、地域や家族の支えの中で、自分だけの時間を持つことの意義を説く。だらだらテレビを見続けることや意味のない付き合いで時間を無駄にすることなく、仕事を辞め田舎へ引っ込んだり、早起きするなりして、自分と向き合う時間を作ることで、自分の将来の展望も見えてくるし、孤独になることで逆に自分を支えてくれる人の存在にも気付くことができると述べる。

『星になった少年』

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柳楽優弥主演『星になった少年』(2005 東宝)を観に行った。
市原ぞうの国」の設立にあたって実際にあった話を映画化したもので、少年と子象の心の交流が丁寧に映像化されていた。話自体はお涙頂戴的なありふれた展開なのだが、主演の柳楽優弥の演技が光っている。当人はジャニーズ顔でもなく、セリフも少ないのだが、一途で時に生硬な演技で、等身大の中学生高校生をうまく演じていた。いや、それ以上に象の場面に応じた演技が素晴らしかった!?

□ 映画『星になった少年』公式サイト □