再現【総合読解】

再現【総合読解】(細かいところは覚えていないが、だいたいの流れはほぼ変わらないはず。反省としては、駄文の一言に尽きる。)

 著者は「学ぶことの喜びが教育の原点」であると述べ、子どもたちが自由に自己を表現する場が授業であり、教師はその表現を支える演出家に徹するべきだと主張する。
 教師は生徒の困った様子を見るとつい答えを教えすぎてしまう。しかし答えが分かりきった勉強ほどつまらないものはなく、生徒の動機は半減してしまう。真の授業は答えを教える場ではなく、問いを投げかける場である。そしてその問いは教室内で自己完結するものではなく、教室の枠を超えて、人間的、普遍的なテーマにまで掘り下げなければならない。国語であれば、文法や古典常識に拘泥せずに、紫式部の恋愛観や吉田兼好の生きることの苦しみといった生徒が扱いに困ってしまうような生きていくことの悩みを提示していきたい。
 文章の指示内容の理解に終わることなく、文章から浮かび上がっていく世界をまず私が味わい、生徒に迷い込んでいくことの楽しさを伝え、文学を味わうことの楽しみを共有したい。

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