パンフレット研究:聖学院大学

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埼玉県上尾市の外れにあるキリスト教の大学である。数年前の夏,司書教諭講習に25日間通った私の第2の母校でもある。当時,バイクで通っていて,構内で突然オイルが噴き出してしまい,バイク屋に引き取りに来てもらってメインジェットを交換したりと思い出も深い。
「面倒見の良い大学。入って伸びる大学。」を宣伝文句としており,徹底した少人数教育を図っている。政治経済学部,人文学部,人間福祉学部の3学部からなり,一学年700名弱のこぢんまりとした学校である。推薦入試もAO入試も倍率は2倍を超えておらず,比較的入りやすいが,全学科できちんと定員は確保されている。母体そのものが少ないこともあるが,昨年の社会福祉士国家試験では合格率では68%で私大1位を取ったとのこと。あまりがつがつせず,品の良いキリスト教系の高校のような雰囲気を醸し出している学校である。

聖学院大学がセンター入試を導入しない理由として,「聖学院大学はキリスト教大学ですので教職員が日曜礼拝を守るという立場から日曜日に入試を行なうことを開学以来してきませんでした。センター試験を導入することは,大学を試験会場として提供するだけでなく教職員が試験監督として働く仕組みとなっていますので,本学のアイデンティティであるキリスト教学校のよき伝統と相反することとなります」と丁寧に述べられている。

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