「出生数最少に」

本日の東京新聞の社説より。
地理の授業や試験で、個別の国の少子化に関する細かい原因や解決策について問われることは少ないが、他国との比較がよく出題されるので、簡単に触れておきたい。2020年の日本の出生数は840,832人で、合計特殊出生率は1.34となっている。1.30中国も同様の傾向を示している。韓国は同0.84となっており、極めて深刻な状況である。
先進国全般、出生率は低いが、1.8近い出生率を維持するアメリカやフランスといった国もある。また、逆にアフリカでは人口爆発が続いており、ナイジェリアでは5.2という数値になっている。こうした背景について、授業の中で一緒に考えていきたい。