『県庁の星』

桂望実『県庁の星』(小学館 2005)を読む。
ある日、県庁で出世街道を突っ走るエリートサラリーマンが、商店街の中にあるスーパーで一年間の民間研修を命じられるところから話は始まる。そして、四角四面な役人が、数字や書類第一主義から、同僚や顧客を大切にする人間味溢れる青年へ変わっていく姿が描かれる。
最後の終わり方がいまいちであったが、自分にも降りかかることかも知れないと、半ば共感しながら楽しむことができた。

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