『霊園はワンダーランド』

小笠原和彦『霊園はワンダーランド:ホームレスと過ごした一年間の記録』(現代書館,2000)を少しだけ読む。
郊外の霊園の警備のアルバイトの経験が主なのだが、雑誌『世界』(1998年8月号)に掲載された、霊園のバイトに辿り着くまでの1990年代後半の職探しの実態が身につまされた。日当8000円のアルバイトに就くだけでも面接試験に落とされた体験や、中高年で職安で仕事が見つかるのは100人に1人という職員の言葉が紹介されている。
もう30年近く前の話なのだが、当時の不況が凄まじかったことが理解できた。