「レバノン爆発1年 地元知事が窮状訴え」

本日の東京新聞朝刊に、昨夏の爆発事故後、国内政治の混乱により復興が進まない状況が報じられていた。
レバノンといってもあまりピンとこない人が多いであろう。2年前に日産のCEOを務めていたカルロス・ゴーン氏が映画のような逃亡劇を果たした国として報じられたのを記憶しているだろうか。世界史では、紀元前15世紀頃に地中海を制したフェニキア人の都市国家が作られたことで知られる。当時航海に出る際の木造船の材料として用いられた杉の木が、現在のレバノンの国旗に用いられている。

記事にある通り、レバノンは現在無政府状態が続いており、電気や水道、ガスなどのライフラインの整備すら滞っている。シリア内戦やパレスチナ紛争に直接利害関係の少ない日本が貢献する分野は大きいと思う。中国マネーがレバノン経済を席捲する前に、日本が技術支援をできないだろうか。