東海道珍道中(最終日)

朝起きてニュースを見ると、数十年の一度の大雨に警戒と喧伝していたので、進むのも留まるのも得策ではないと判断し、たった3日目にして撤収。
空を見上げると、どんよりとした曇り空で、ふと芥川龍之介の『羅生門』にある「門の屋根が、斜めに突き出した甍の先に、重たく薄暗い雲を支えている」の一節を思い出す。
すぐに帰るのも勿体無かったので、三島駅前でレンタカーを借りて、自転車を回収し、富士山までドライブをした。しかし、富士スバルライン五合目は、マイカー規制で全面通行止めとなっていたので、御殿場口新五合目という寂れた駐車場に車を停める。しかし、あまりに寒く、こちらもすぐに撤収。
結局、はま寿司で食事をし、ブックオフでポケモンカードを物色しただけで、いつもの日曜日と変わらない行動パターン。

三島駅から新幹線で帰ってきた。これまでモンベルの横型の輪行袋を愛用していたが、横型は長さがあるので、新幹線の3列シートの荷物置き場にしか置くことができない。一方、縦型はこれまで面倒くさいと思っていたが、肩に担いだ時にバランスが良く、新幹線の2列シートのところにもすっぽりと収めることができたので、使い勝手が良かった。今後は縦型をオススメしたい。
身長130センチ台の下の子が自転車を担ぐ練習を全くしておらず、お父さんが2台の自転車を担いで駅構内を歩く羽目になった。一人の時は面倒に感じるが、父親としての責任感を感じているのかしまのか、普段以上の力が出て、映画版クレヨンしんちゃんに登場する野原ひろしになった気分である。