『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』

村上春樹『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』(文芸春秋 2013)を読む。
3日に分けて読んだのだが、さっき読み終えたところの、つくるがフィンランドに住むエリに出会って日本に帰ってきた後日談は全く頭に話が入ってこなかった。自覚はしていないが、酔いも入っているせいもあり、相当に疲れが出ているのか?

前半のミステリー的展開は面白かった。しかし、30代半ばの焦燥感や未練といった人生の転換期に特有な心境は理解できなかった。