『不知火海』

内田康夫『不知火海』(講談社 2000)を読む。
長崎、福岡、熊本の3県を舞台に、三井三池炭鉱の闇の歴史と共に事件が進展していく。1959年から始まる三井三池争議や458人の犠牲者を出した1963年の三川鉱炭じん爆発事故、その後の炭鉱町全体の衰退など、昭和の歴史の一端が垣間見える作品であった。歴史だけでなく地理的な興味も引く作品で、久しぶりに読み応えのある読書体験となった。

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