月別アーカイブ: 2019年10月

「救援会声明  10・22天皇即位式反対デモでの3名不当逮捕を許さない 早期奪還への支援と救援カンパをお願いします‼」

以下,救援連絡センターのメーリングリストより転載


天皇即位式のための厳戒態勢のなかでの不当逮捕
2019年10月22日、新天皇ナルヒトの即位式が皇居で行われました。台風の被害もつづくなか、世界各国からの400人もの招待客を招き、莫大な税金を費やし、2万6千人の警察官が厳戒態勢をつくりあげるなかで強行された即位式でした。高御座から即位を告げるナルヒトとそれに応える万歳の声は、主権在民と政教分離を破壊する、まさに天皇制にふさわしい儀式でした。
「終わりにしよう天皇制!『代替わり』反対ネットワーク(おわてんねっと)」は、この日、新橋から銀座にいたる「10・22天皇即位式反対デモ」を決行しました。500名をこえる参加者は、「祝わない」「税金かえせ」「即位式中止を!」などと書いたプラカードを手にして抗議の声を上げました。デモカーからは歌が流れました。
警視庁は、20年ぶりに設置されたという「最高警備本部」による弾圧態勢を背景に、この日のデモへの敵対的妨害を露骨におこないました。デモを両側から規制する重装備の機動隊は、参加者に手をだして腕をつかみ、押し、耳元で「早く進め!」と大声を張り上げるなどの妨害をくりかえしました。
逮捕弾圧は立て続けに起こりました。機動隊の妨害に「触るな」と抗議していた仲間3名が、突然「公妨!」「確保!」のかけ声とともに機動隊に体を押さえ込まれ、地面に引き倒され、逮捕されてしまったのです!白昼の不当逮捕です。デモ参加者は弾圧抗議の声もあげつつ、最後まで即位式反対デモをやり抜きました。

弾圧とともにはじまったナルヒト天皇制
10月22日の新たな天皇制弾圧は、ナルヒト天皇制もまた、暴力と弾圧とともに歩むことを鮮明に示しました。「即位恩赦」の一方で3名の仲間を捕らえ、他にも何件もの即位弾圧がかけられるなか、即位式がおこなわれたのです。
天皇制が弾圧とともにあったのは戦前のことだけではありません。政治的自由が憲法で保障された戦後においても、天皇制反対者に対するでっちあげ逮捕や、尾行などの人権侵害、そして右翼テロが繰り返されてきました。
世界から不当弾圧と歴史の改ざんを少しでも減らすために、日本天皇制は一刻も早く廃止しなくてはなりません。

救援カンパを!抗議を!天皇制廃止を!
3名の仲間は、築地署、湾岸署、大井署に分散留置され、「取り調べ」と称した警察の嫌がらせを受けています。突然日常生活から切り離され自由を奪われ、不安でいっぱいだと思います。孤独な獄中での闘いには、たくさんの皆さんがこの天皇制弾圧を自分のこととして受けとめて、支援を寄せてくださることが何よりの力になります。
弁護士費用、反撃のための救援カンパを寄せてください。警察に抗議電話をかけてください。救援会が呼びかける行動に参加してください。そして天皇制廃止のための道のりをともに歩みましょう!
弾圧粉砕!警察は仲間を今すぐかえせ!天皇制の即時廃止を!
2019年10月24日 「10・22天皇即位式弾圧救援会」

◆救援カンパの送り先→【郵便振替00100-3-105440】 「救援連絡センター」あて
※共用の宛先です。「10・22天皇即位式弾圧救援カンパ」と必ずご明記ください
◆抗議電話先→ 築地署03-3543-0110 大井署03-3778-0110 湾岸署03-3570-0110 (番号前に「184」をつけて非通知に)
◆救援会の情報は、「おわてんねっと」のブログ(http://han.ten-no.net/)、ツイッターアカウント「おわてんねっと」で御確認ください。

【おわてんねっと今後の行動】
11月14日 大嘗祭反対!@トーキョー・ステーション 18:30 東京駅丸の内駅前広場
12月7日  終わりにしよう天皇制2019大集会・デモ 午後 千駄ヶ谷区民会館

八潮排水機場〜水元公園〜柴又ライド

職場からいつも通り,八潮排水機場を経由し,水元公園の深緑を抜けて,柴又まで走った。気持ちよく晴れて快適だった。
途中,台風19号の爪痕が残る江戸川の河川敷を走ったが,河川の底に溜まったドロで自転車が汚れた。

『三人姉妹殺人事件』

赤川次郎『三人姉妹殺人事件』(講談社 2011)を読む。
赤川作品を読むのは何年ぶりだろうか。頭を休めるために手にとってみたのだが,読みだしたら止まらず一気に読み終えた。日常の会話体で話が進んでいくので,何も考えずに気楽に読むことができる。確か,中学生の頃に『東西南北殺人事件』という本を読んだ記憶があるが,その時の印象と全く変わらない。

本作はシリーズ物なので,途中よく分からないエピソードもあったが,捜査する側も三姉妹,捜査の対象も三姉妹と,登場人物も多く,殺人事件を巡っての群像劇が展開される。最後は「う〜ん」という感じだったが,途中まで楽しめたので良しとしたい。

ショップライド 氷川神社〜岩槻朝市

本日,久しぶりにショップライドに参加した。
50キロという短い距離であったが,氷川団子も5本食べ,岩槻で開催されていた朝市で,野生コーヒーを堪能した。
エチオピアで自生しているコーヒー豆ということであったが,あまり美味しくなかった。。。


『内灘夫人』

五木寛之『内灘夫人』(新潮文庫 1972)を30年ぶりに読み返す。
確か高校時代に買った本で,高校卒業後10回近い引っ越しを経ても,ずっと手元に置いてあった本である。
1968年から69年にかけて東京新聞に連載されたもので,内灘闘争やメーデー事件など1950年代前半の学生運動で夢破れ,高度経済成長の10数年を生きてきた夫婦の思想のすれ違いがモチーフとなっている。夫の沢木良平は会社を経営し,学生運動と訣別をしながらも,時代や世代の違いに戸惑いを隠せない。妻の沢木霧子は学生の持つ直向きさを忘れることの罪に悩まされ続ける。最後に霧子が再び金沢・内灘で一人のプロレタリアートとして力強く生きていこうとする場面で物語は終了する。

こんな本を高校時代に愛読していたのだと,自分自身が高校・大学時代からの距離感,いや隔絶感に捕らわれた。子どもたちが全員大人になる10数年後にもう一度読み返してみたい本である。
そう言えば,そろそろ本棚に鎮座している『青春の門』も読み返さなくては。