杉本苑子、永井路子『ごめんあそばせ 独断日本史』(中公文庫 1988)をぱらぱらと読む。
直木賞作家の二人が、飛鳥時代における蘇我氏の功罪に始まり、平安、鎌倉、室町、安土桃山、江戸時代に至る人間関係や史実のモヤモヤをバッサリと断じている。
かなり細かい内容に踏み込んでいるので、ほとんどついていくことができなかったが、道長の気配りや、政治を分かっていない平安貴族の話など興味深かった。
『ごめんあそばせ 独断日本史』
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杉本苑子、永井路子『ごめんあそばせ 独断日本史』(中公文庫 1988)をぱらぱらと読む。
直木賞作家の二人が、飛鳥時代における蘇我氏の功罪に始まり、平安、鎌倉、室町、安土桃山、江戸時代に至る人間関係や史実のモヤモヤをバッサリと断じている。
かなり細かい内容に踏み込んでいるので、ほとんどついていくことができなかったが、道長の気配りや、政治を分かっていない平安貴族の話など興味深かった。
地上波で放映された、フローラン・シリ監督『いのちの戦場 -アルジェリア1959-(L’ENNEMI INTIME)』(2007 仏)を観た。
高校・浪人時代に世界史を勉強した記憶を引き出すに、1955年のアジア・アフリカ会議以降、比較的平和裡にアフリカ諸国が独立していったという印象が強い。しかし、チュニジアやモロッコが穏健に宗主国のフランスからの独立を果たしたのに対し、アルジェリアは130年続いた植民地支配の結果、複雑に利害関係が絡まっており、独立戦争は7年も続き、100万人の犠牲を出しての独立であった。アルジェリア側にもフランス軍に従事するものもおり、ドゴール・フランス政権はアルジェリア人同士の反発を上手く利用するが、結局は破綻を来たし、アルジェリア独立が果たされる。
疲れが出てしまい、文章が変