月別アーカイブ: 2013年6月

パンフレット研究:日本大学生産工学部

日本大学生産工学部のパンフレットをじっくりと読んだ。
学部の全体パンフレットに加え、女子高生向けのパンフレットや保護者向けのパンフレット、就職者の全リストなども作成されている。
生産工学部というと千葉の方にある、理工学部「じゃない」方というイメージしかなかったが、パンフレットを読んで理工学部とは異なる方向性を持った学部ということが理解できた。
日本大学理工学部の工業経営学科が1957年に千葉県習志野市に移転したことから始まる。1958年には工業経営学科をさらに工経・土木・建築・機械・電気・工化の6コースに組み分けている。さらに、1965年には新たに津田沼に、工業経営学科を母胎として、機械・土木・建築・工業化学・管理の5学科からなる第一工学部として移転・開設されている。現在は機械、電気電子、土木、建築、応用分子化学、マネジメント工学、数理情報工学、環境安全工学、創生デザインの9学科で構成されている。
大学というよりも、工業高専のような趣の学校で、研究よりも教育にシフトし、工業経営や安全管理といった現場の管理技術者の育成に重点が置かれている。そのため、大学院への進学者は多くはないが、中小含めほぼ100%の就職率を誇っている。工業高校出身者もほとんどいない。普通科高校卒業生に対し、4年間で管理点検や保守整備技術を身につけさせ、大手の系列・下請け企業に就職させることに得意な大学である。先端の研究環境は揃っていないが、カリキュラムやインターンシップ、キャンパス環境含め、ものづくり現場での「エンジニア」養成ということに特化されているので、手を動かすことが好きな理系の生徒にとっては選択肢の一つとなるであろう。

『麒麟の翼』

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地上波で放映された、阿部寛主演『麒麟の翼』(2012 東宝)を観た。
カットされた部分も少なく、最後まで楽しむことができた。テンポよく進んでいく反面、犯人の苦しみや被害者の思いなど、内面部分までトントン拍子で進んでいってしまうので、多少の物足りなさを感じた。主演の阿部寛さんの深い目線が良かった。

「日米同盟と原発」

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本日の東京新聞朝刊に、過去9回にわたって連載されたシリーズ「日米同盟と原発」の抄録が載っていた。
読み応えのある内容であった。戦前の原爆研究が上手いように、米国や日本政府、読売新聞社主正力松太郎氏などのマスコミによって、「平和利用」の原発へと姿を変えていった歴史が、当時の科学者や役人の証言によって明らかにされている。
その中で、外務省で核武装を検討していた元科学課長の谷田部厚彦氏のコメントが、現在の原発政策の実態を示している。

日本が核を持つことを米国は許さないので、当時も今も核武装は現実的なオプション(選択肢)ではない。ただ、その可能性があるふりをする、ポテンシャルを持つことはいい。その方法が、原子力技術を高めることだった

『映画クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!』

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上の子と真ん中の子を連れて、イオン春日部のワーナーマイカルで、『映画クレヨンしんちゃん バカうまっ!B級グルメサバイバル!!』(2013 東宝)を観た。
昨日から蕁麻疹で体調が悪く、ふらふらな状態での鑑賞となった。
映画館での鑑賞は初めのことだったが、いつも通りのギャグと分かりやすい結末で、安心して楽しむことができた。春日部駅からバスを乗り間違えたことから物語は始まっていくのだが、バス停のある西口の風景は本物そっくりであった。『しんちゃん』映画は、ふとしたことで日常を抜け出して非日常世界に迷い込み、ドタバタを経て、また家族で過ごす日常に帰っていくというパターンなのだが、春日部市民にとっては、より日常から非日常への旅路をリアルに感じたのではないだろうか。

『中上級者を目指せ!エクセル厳選!必殺技』

別冊宝島編集部『中上級者を目指せ!エクセル厳選!必殺技』(宝島社新書 2002)を読む。
タイトル通り、中級者向けにオートフィルやフィルハンドル、ファンクションキーを用いた効果的な使用法について解説されている。体系的な解説署ではなく、職場内で交わされるような「こうすれば便利だよ」「へぇ〜」といった塩梅のコツが百数十紹介されている。「集計」や「非表示」といった普段あまり使わないような機能の説明が興味深かった。