新春に録画した、国分太一主演『しゃべれどもしゃべれども』(2007 アスミックエース)を観た。
主演の国分太一氏の演技が、普段テレビで目にするTOKIOのメンバーとしての振る舞いと大きく異なり、落語の喋りも秀逸であった。
良い意味でのB級映画の雰囲気も感じられ、場面場面が印象に残る作りの映画である。
『しゃべれどもしゃべれども』
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宇佐美彰朗『女子マラソン:どうして強くなったのか』(筑摩書房 1996)を読む。
自身もマラソン選手で東海大学で教鞭を執る著者が、女子マラソンの歴史と、初心者にも分かるマラソンの魅力と向上のポイントを語る。
著者は特に女子は体の好不調が結果に出やすいので、ヘルスコントロールの重要性を指摘する。そしてそのケアの基本について次の3点を挙げている。
長崎へ1泊2日の研修に出かけてきた。長崎県観光協会主催の研修会で、県内のあちこちの観光地を駆け足で巡り、地元の観光協会の説明会やレポート作成など慌ただしい2日間であった。
その中でも、佐世保バーガーを食べたり、長崎市で平和活動を行う高校生と触れ合いがあったりと楽しい時間を過ごすことができた。とりわけ「核兵器の廃絶と 平和な世界の実現をめざす「高校生1万人署名活動」実行委員会の生徒との出会いは新鮮であった。得てして高校生の運動というと、1回限りのイベント的なも のや大人が仕切るものであることが多いが、長崎の高校生は変に政治性を帯びることなく、等身大の平和や、将来の目標など語ってくれて大変興味深かった。
長崎は平和資料館以外、どこもかしこも福山雅治さんのポスターが飾られ、龍馬一色であった。
第40回文藝賞を受賞した、羽田圭介『黒冷水』(河出書房新社 2003)を読む。
作者の羽田氏は執筆当時高校3年生である。兄と兄の机を執拗に「漁る」弟の葛藤を描く。高校生離れした筆力であり、将来に期待が持てる。